株式会社アイレップ インターネットマーケティング事業部 SEMストラテジスト 伊藤明子
倶楽部NP NEWSをご愛読の皆様、こんにちは。 今回は、リスティング広告を実施するにあたって重要なポイントとなるキーワードの選定方法をご紹介いたします。
■ どういうキーワードで広告を出稿するか まずはメインとなるキーワードをピックアップします。仮に、アクセサリーの通販サイトを運営されているのであれば、自サイトから、「アクセサリー」「シルバーアクセ」・・・などの代表的な商品名キーワードが抽出できるでしょう。主軸となるこれらのキーワードを「メインワード」と呼びます。 次に、メインワードと掛け合わせをするキーワードを選びます。例えば、「購入」に関連したキーワードを掛け合わせて「アクセサリー 通販」や、「価格」に関連した「格安 アクセ」、「特徴」や「素材」、「ブランド」、「利用シーン」に関連するキーワードとも掛け合わせれば、多数のキーワードをリストアップすることが可能です。
このように複数のキーワードを掛け合わせて出稿キーワードを決定することには、大きく2点のメリットがあります。 まず1点目に、ユーザのモチベーションを絞り込めることがあげられます。例えば、「アクセサリー」という検索キーワードよりも「ビーズ アクセサリー 激安通販」というキーワードのほうが、通販でアクセサリーを購入する意図を持っているユーザの割合が高いであろうことはお分かり頂けるかと思います。つまり、複数語からなるキーワードで出稿することで、より限定的なニーズを持っているユーザに対してピンポイントに広告を表示させることが可能となるのです。 2点目のメリットとして、コストの問題があげられます。メインワードは非常に検索数が多く出稿している競合他社も多いため、往々にして上位表示させるには多額のコストが必要となりますが、掛け合わせたキーワード(「ビーズ アクセサリー 激安通販」)なら、その分競合他社も絞り込まれますので、メインキワード(「アクセサリー」)よりも低い単価で上位に掲載できる可能性が高くなります。広告経由でサイトを訪問するユーザに占めるターゲット層の割合が高くなり、かつクリックごとに必要なコストがダウンすれば、その分費用対効果も高くなります。
■広告出稿時のリスクを減らす キーワードを選定したら、まずは自サイトの商品特性に最も合致したものから出稿をスタートしてみましょう。ご予算の範囲の中で徐々に出稿するキーワードの概念を広くしていけば、「『アクセサリー』を1位で出稿開始したら、いきなり1日に10万円も消化してしまった」などという失敗はせずにすみます。
また、キーワード登録の際には、Overtureスポンサードサーチ、Googleアドワーズ広告ともに「完全一致」と「部分一致」という登録方法があります。「完全一致」は、「登録しているキーワードと検索キーワードが完全に一致(複数語の場合は順序も一緒)」である場合にのみ広告が表示され、「部分一致」は、「検索したキーワードが登録しているキーワードを含む場合」に広告が表示されます。Googleアドワーズには、更に「フレーズ一致」という登録方法があり、「検索したキーワード(複数ワード)と登録しているキーワードの語順が一致する場合(フレーズの前後に別のキーワードがある場合も含む)」に、広告が表示されます。部分一致はリーチが拡大できるというメリットがありますが、ユーザニーズと自サイトの目的とのミスマッチが発生する可能性がありますので、まずは完全一致のみで出稿してみるとよいでしょう。 「検索キーワードにこれが含まれる場合は広告を表示させたくない」という場合のために「除外キーワード」を設定することも可能です。(図参照)
■キーワード選定に行きづまったら Overtureスポンサードサーチでは、申込が受領されアカウント開設完了後であればキーワードの設定作業を行う際に、出稿を検討しているキーワードに関連するキーワードや、リンク先ページの内容と合致するキーワードを提案をしてくれる機能がついています。また、Googleアドワーズでも Googleアドワーズキーワードツールにてキーワードを入力すると、関連する検索キーワードを調べることができます。
ネットショップを運営されている皆様にとっては、「広告をクリックして自サイトを訪問したユーザが、必ず何かを購入してくれる」のが理想的だと思いますが、そんな夢のようなキーワードはまず存在しません。どういったキーワードが自サイトにとって効果が高いのか、色々とトライしていくことが重要です。
次回は、SEO検索エンジンの種類や仕組みについてお話致します。