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語学の道は深山のごとし
こんにちは!フリーコピーライターのナッピーです。
これから冬にかけては、食べ物がおいしくなる季節ですね。忙しいとついついジャンキーな食生活になってしまう庶民派の私ですが、たまには満漢全席やらフルコースやらのご馳走にありつきたいものです。
さて、今日は通販カタログではなく、最近手がけたホテルのパンフレットのお話です。
そこのホテルの売りは、地元の食材をベースにした和洋折衷のコース料理。その紹介をするに当たって「洋風懐石」と表現し、コース料理付きの宿泊プランを「懐石プラン」と命名したのですが、これがとんだうっかりミスだったのです。
お恥ずかしい話ですが、私はまったく根拠のない思い込みで、「懐石料理」のほうが「会席料理」より豪華で高級感のある料理だと解釈していました。ところが事実はまったく逆で、「懐石」は茶事に由来するお料理であり、お茶を頂く前にお腹を整える程度の簡素な食事。「懐石」という文字は、温めた石を懐に抱いてお腹を温めるように、ちょっとお腹を温める程度の食事という意味が込められているのだとか。これに対して「会席」は、武士や貴族の食事から発展したもので、お酒を楽しむための宴席の料理という意味なのだそうです。
従って旅館やホテルで出される豪華なお料理はほとんど「会席」となるはずで、このたびのパンフレット内の表現もすべて「会席料理」という直しをいただきました。ただ、最近では会席に懐石のスタイルを取り入れたりと、ボーダレス化の傾向もあるようなのですが。
今回は己の無知をさらけだす内容となってしまいましたが、過ちを繰り返さないようにという戒めを込め、恥を承知でカミングアウトしました!語学の道は深山のごとし。
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
ナッピー佐藤様 プロフィール
196X年、東京都吉祥寺生まれ。百貨店系広告会社の制作部門勤務を経て独立。通販誌を中心に、各種カタログ、パンフレット等のコピーライターとして活動中。 |