株式会社アイレップ インターネットマーケティング事業部 SEOディレクター 日西愛
倶楽部NP NEWSをご愛読の皆様、こんにちは。 これまで、連載第2回で「SEOとは何か」を、連載第6回では「検索エンジンの種類や仕組みについて」をお話しました。 そこで今回は、「まず行いたいSEOテクニック」として、皆様のサイトの内容を検索エンジンに適切に伝え、検索結果での上位表示を目指すために、まず行って欲しいSEOテクニックをご紹介します。
1.最重要視される「titleタグ」 まず一番初めに手をつけて欲しいのが「titleタグの最適化」です。 検索エンジンはそのページにおいてどのような内容が書かれているのかを、titleタグに記述された文言によって認識します。つまり、titleタグにそのページにとって最も重要なキーワードを記述することで、検索エンジンにページの内容を伝える事が出来ます。
【titleタグ最適化のポイント】
(1)ページごとに固有の内容を記述 例えば、転職サイトであれば、青森県の転職ページとシステムエンジニアの転職ページでは、それぞれに書かれている内容は異なると考えられます。 そのため、各ページを適切に検索エンジンに認識してもらうためには、titleタグに各ページ毎に固有の内容を記述する必要があります。また、titleタグの文言は検索結果画面にてサイトへのリンクとして表示されます。ページ固有のタイトルを記述することでユーザはリンク先ページの内容を想像しやすくなり、検索されたキーワードに最も適した内容が扱われているページへ誘導することが可能になります。
(2)最も重要なキーワードはtitleタグの先頭に 検索エンジンがそのページのテーマをより認識しやすくなるため、そのページにとって重要なキーワードをtitleタグの先頭に記述します。また、会社名やサイト名などサイト内全てのページにおいて含めておきたい文言はタイトルの最後に記述することをお勧めします。
(3)文字数にも気を配る 検索結果画面にて表示される文字数には制限があるため、(GoogleやYahoo!など検索エンジンによって異なる)文字数は全角34文字程度を目安に記述します。あまりにも長いタイトルを記述していると省略されてしまう可能性があるため注意が必要です。
2.おさえておきたい「meta要素」 meta要素は属性として主に”description”と”keywords”が挙げられます。 以前は検索エンジンにページのテーマを伝えるためには欠かせない要素であったmeta要素ですが、現在は補助的な意味で用いられています。 しかし、meta要素にキーワードを含めた形で記述しておくことはとても重要です。補助的であるとはいえ”description”は検索結果画面にて表示される説明文としての役割も担っています。特にGoogleにおいては、ページの”description”に記述されている文言が説明文として引用されるため、”description”に何も記述していないと検索結果にはそのページ内のテキストが表示されたり、ページ内にテキストがなければサイトへのリンクのみで説明文は空欄のまま表示されることもあります。そのため、meta要素にはページの重要なキーワードを検索エンジンにもユーザにも伝えるという意味で、”keywords”も”description”とセットで記述しておくことをお勧めします。
【meta要素最適化のポイント】
(1)”description”最適化 ”description”には各ページ毎にtitleタグに含ませたキーワード(※SEOを意図したキーワード)を文頭に置いてそのページの説明文となる記述を行います。
(2)”keywords”最適化 ”keywords”には最初にそのページのテーマに一番合致したキーワードを入れ、あとはページの内容に応じて適したキーワードを目安として5個程度記述します。
3.ページの情報を整理「h要素」 検索エンジンは論文のように情報が整理されたページを評価します。それを実現する要素の1つが、h要素となります。 h要素は文書の論理構成を示す見出しに使用する要素で、検索エンジンにとって重要な要素の一つです。h要素は 〜 という形で記述を行います。<hx>のxには1〜6の数字が入り、<h1>から順に、題、部、章、節、項、小見出しとその役割が6段階に分かれています。
【h要素最適化のポイント】
(1)<h1>は1ページにつき1回のみ使用する <h1>はページの題、つまりそのページテーマを検索エンジンに伝える要素になります。論文での記述を想像すると分かりやすいかと思いますが、ページの題は、1ページにつき1つのみであると思います。検索エンジンに重要なキーワードを伝える要素だからといって1つのページで何回も使用せず、1ページにつき1回のみ使用します。
(2)<h1>はページの内容を示すページ固有のテキストに使用する サイト上部のリード文などに全ページ共通で<h1>が使用されているサイトをよくみかけますが、全ページ共通ということは検索エンジンにとっては、全ページが同じ題(同じテーマ)であることを意味します。これでは、それぞれのページにおいて何が記述されているのか検索エンジンに伝えることができません。そのため、各ページ毎にそのページの題となる固有のテキストに<h1>を使用します。
(3)h要素は画像に使用しない サイトのロゴマークに<h1>が使用されているサイトもよく見かけます。検索エンジンは画像を認識する事ができないため、必ずテキストに<h1>を使用します。
(4)h要素は<h1>から順に使用する。 題の後にいきなり章が記述されるような論文は無く、題の後は部、部の後は章と論理的に整理されていると思います。それと同様にh要素を順に使用することで、ページが論理的に整理されるため、検索エンジンは正しくページの論理構造を認識することができます。
(5)文字の大きさで使用する<hx>を選んではならない。 h要素を用いるとウェブブラウザ上では、<h1>が最も大きく表現され順に小さくなりますが、だからといってh要素をバラバラの順番で使用されると検索エンジンは論理的に情報が整理されていないとしてそのページのテーマを認識することができません。このような文字の大きさなどの装飾はスタイルシートで管理されることをお勧めします。
4.効果を上げる「アンカーテキスト」 <a href=”リンク先ページのURL”>〜</a>のように記述する、いわゆるリンクは他のページへリンクを張る時に使用します。この<a href=”リンク先ページのURL”>〜</a>内に記述した“〜”の部分を「アンカーテキスト」と呼びます。このアンカーテキストの記述を工夫することで効果を上げる事が可能になります。また、リンクを張ることでリンク元(<a>タグを記述した)ページとリンク先(リンクで飛ばした)ページの両方が評価を得ることができます。
【アンカーテキスト最適化のポイント】
・リンク先の内容を示すキーワードを含める アンカーテキストに「詳細はこちら」などの文言を使用したページをよく見かけます。しかしこれではリンク先のページが「詳細はこちら」というキーワードに関連性が高いと検索エンジンに判断されてしまいます。そのため、アンカーテキストにはリンク先の内容を示すキーワードを含めて記述を行います。 例) リンク先のページがダイエットグッズの通販ページだった場合 「ダイエットグッズ 通販はこちら」という形で記述
5.まとめ もちろんSEOテクニックには他にも様々なものが存在します。しかし、今回ご紹介した4つのテクニックを忠実に実行するだけでも、皆様のサイトには今までに無かった良い変化が現れると考えられます。サイトの検索エンジン最適化(=SEO)の第一歩として、参考にしていただけたら幸いです。
最後に、SEOを行う上で持っていて欲しい考え方をお話します。 それは、 「ユーザにとって良いサイトは、検索エンジンにとっても良いサイトである」 という考え方です。
SEOにはまりだすと、ついつい検索エンジン向けにページを作りこんでしまい、ユーザ視点を見失うことがあります。検索エンジンを提供する検索会社は、より多くのユーザに自社の検索エンジンを使ってもらいたいと考えているため、ユーザにとって便利なサイトを上位にヒットさせ検索体験を向上させようとしています。そう考えると、検索エンジンのことだけを考えて作ったサイトはユーザにとっては明らかに不便なサイトとなり、たとえ今は上位表示されていたとしても、いずれは上位にヒットしなくなると予測されます。だからこそ、検索エンジンにとって良いサイトとは同時にユーザにとっても良いサイトであるという視点を持ってSEOを行っていって欲しいと思います。
次回はLPOについてのお話です。