株式会社アイレップ リスティンググループ リスティングチーム 小室雅世
倶楽部NP Newsをご愛読の皆様、こんにちは。 前回まで、リスティング広告からSEO、そしてLPOと検索エンジンの基礎知識とテクニックをご紹介してきましたが、今回でこのコラムは最終回となります。そこで最終回は、今までご紹介しましたリスティング広告とSEOをどのように組み合わせて活用していったらよいのか、それに加えリスティング広告とSEOの今後について簡単に考えてみましょう。
■リスティング広告×SEO
今までご紹介してきましたリスティング広告とSEOを組み合わせた活用方法について考えてみます。まず、リスティング広告とSEOについて簡単に復習しましょう。
【リスティング広告】 検索キーワードに連動して検索結果に表示される、クリック課金型の広告を指します。貴社のショップで扱っている商材に関連するキーワードで広告出稿することにより、直接検索ユーザにアプローチし、成果を明確に計測できるのが特徴です。
【SEO】 GoogleやYahoo!などの検索エンジンにサイトを評価されやすい状態にするために、検索エンジンにサイトの情報を正しく伝える技術のことを指します。 リスティング広告はあくまで広告ですが、SEOは技術手法なので検索結果でクリックされることによるコストは発生しません。SEOとリスティング広告は、それぞれに優れた面があるので、広告費用のかからないSEOで自社のサイトを評価されやすい状態にできているからと言って、リスティング広告を出稿する意味が無いというものではありません。例えば、短期的なキャンペーンを行う場合などにリスティング広告は有効です。SEOで自社サイトを評価されやすい状態にするためには、長い時間が必要になることもあり、効果がすぐに現われるとは限りません。そこで、活用するのがリスティング広告です。つまり、SEOでは対策の取りにくいキーワードをリスティング広告で補うことで、ユーザを逃がすことなく、自社サイトに誘導することが可能となるのです。さらに、リスティング広告枠、自然検索結果の双方で上位に表示することができれば、検索結果画面の占有率を高め、今まで他サイトへ流れていたユーザを自社サイトへ誘導できる可能性が高まります。
■今後のリスティング広告とSEO
2007年もユーザにとって検索はますます日常化し、企業にとっては検索を活用したマーケティング活動が大きく注目された年でした。そのように注目の高まった2007年は、リスティング広告とSEOにおいて様々な変化が起こった年でした。 リスティング広告においては、連載第3回でもご紹介いたしましたが、Overture、新スポンサードサーチの開始によって、広告の掲載順位ロジックの変更が起きました。また、マス広告とリスティング広告を連動させるクロスメディア戦略も目立ちました。例えば、テレビCMを見ていると「〜で検索」と言うフレーズをよく見かけませんか?テレビCMで検索キーワードを提示した場合、検索結果上に自社サイトへのリンクが表示されていなければ意味がありません。そこで、予めCMキーワードでリスティング広告を出稿しておくのです。そうすることで、ユーザは目的のページへのリンクを見つけやすくなり、サイトへの導線が確立されると言えるでしょう。このように、リスティング広告は様々な活用がされはじめています 。 一方、SEOでは、スパムフィルターが一層強化され、検索エンジンでの上位表示のみを目的とした過度な相互リンクなどは「検索エンジンスパム」として扱われるようになりました。今後特に注目しておきたいのが「有料リンク」問題です。検索エンジンは、リンクを「支持投票」とみなし、質の高いリンクが多く集まっているWebページを高く評価する傾向にあります。そのため、自分のWebサイトの検索エンジンからの評価を高めることだけを目的とした「リンク売買」が、日本でも数年前から一部のSEO業者や企業の間で行われていました。2007年になり、Googleはこの「有料リンク」が検索結果の品質を低下させるとし、「有料リンク」を販売しているサイトに対しペナルティを与えるという対策を取りました。今後は、「有料リンク」のような小手先のテクニックに頼らない、本質的なSEO対策をどう行っていくべきかについて議論がなされていくことでしょう。
これまで半年間に渡り、リスティング広告とSEOの基礎知識やテクニックをご紹介してきました。最後までお読みいただきありがとうございました。ここでご紹介しました内容は、リスティング広告とSEOの基礎知識がほとんどですが、貴社のショップの売上向上に少しでもつながればと思います。今後も、リスティング広告とSEOに注目しながら、ぜひ貴社のショップも売上倍増を目指していってください。