【アクセス解析でウェブマーケティングを始めよう!】 連載第2回 「アクセス解析」の読み方 株式会社環 シニアコンサルタント 竹内亮介 様
前回は、アクセス解析とは何者なのかをお伝えした。 今回は、どうすればアクセス解析がホームページ運営者にとって「効果」を生み出すツールになり得るのかを、お伝えしたい。 重要なことは、アクセス解析ツールが表す「数字」をどう”読むか”である。 簡単にできる効果的な”読み方”を2つ紹介してみる。
【その1】 訪問者が自社のサイトに何を期待しているか、定量的なデータで知り、ホームページの改善に活かすことである。
例えば、訪問者がどういった検索キーワードでホームページにやってきたのか知るだけでも、様々な改善ができる。 例えば弊社、株式会社環のアクセス解析サービス sibulla.comでは、 「シビラ」「アクセス解析」というキーワードで検索してくるユーザーが圧倒的に多い。(図1参照)
図1「シビラの検索キーワード分析結果」
「シビラ」というキーワードで検索してくる訪問者は、シビラが「アクセス解析ツール」と知って訪問してくるユーザーが多いと推測できる。 一方、「アクセス解析」というキーワードで検索してくる訪問者は、「アクセス解析」に興味があって サイトやってくるユーザーが多いと推測できる。 この場合、ユーザーのタイプは大きく 2つに分かれており、それぞれのユーザーによって、 最初に見せるページのコンテンツやその後の導線も変えていく必要がある。(図2参照)
図2「キーワードとユーザーの関心の関係」
図2の通り、「アクセス解析」で検索したユーザーには、アクセス解析に関する説明から、シビラの特徴へ誘導する。 「シビラ」で検索した訪問者には、シビラの説明から商品申込みページへ誘導する。 つまり、訪問者が検索したときのシチュエーションを考えて導線を組み立て、コンテンツ作成を意識することである。
【その2】 ホームページを効率よく改善するための手順を、きちんと考えることである。
アクセス解析から取得できるデータは多種多様で、導入したばかりのホームページ運営者にとって、 「どのデータを重視すればいいのか」「何をすればいいのかわからない」という悩みが多い。 そこで、まずは簡単に問題点が分かる指標に絞ってチェックすることをおすすめする。
図3「シビラの入口、出口アクセス数」
中には、「アクセス数が少ない」、「多くのアクセス数があり、また多くの訪問者を逃がしてしまっているページ」もあるだろう。 もし、これらのぺージが店主の日記など、売上に直結しないコンテンツならば、削除も含め見直しが必要だ。 商品ページなど、売上に直結するコンテンツの場合は、ページのユーザービリティを改善することをまず考えたい。 例えば、「文字の大きさは見づらくないか」、「ナビゲーションに問題がないか」などを確認する。 特に問題がないようであれば、商品に関係する別の商品やコンテンツへの誘導を考える。 そして、プレゼントページや商品購入への誘導を強化し、離脱数を減らすよう努力すべきだろう。
このように問題となるページを改善することで、サイト全体の訪問者を保持する力を上げることが重要である。 更には、目的ページ(コンバージョンページ)への誘導方法などを考えると、比較的スムーズに改善がおこなえる。
「アクセス解析」を有効に活用し効果を上げる方法はたくさんある。 今回は以下の2点を参考として挙げてみた。
アクセス解析を活用し、目に見える効果が出るまでには時間がかかる。 しかし、改善を常に意識した分析を習慣として身につければ、効率的なホームページの改善が可能となるのだ。