【アクセス解析でウェブマーケティングを始めよう!】 連載第3回 アクセス解析の効果検証における視点 株式会社環 シニアコンサルタント 竹内亮介 様
実際にサイト運営において気になる点は、「この施策がうまくいったのかどうか?」という点ではないだろうか。 そこで今回は、施策の「効果」を判断するための、「検証における視点」についてお伝えする。
アクセス解析利用時に、「仮説→施策→検証」という視点を持つことで、アクセス解析はより有効活用できる。 つまり、仮説なくアクセス解析を見ても、あまり効果的な活用とはいえない。 ただ日々のアクセス数をぼんやり見て、アクセス数が上がった、下がったと一喜一憂するものではなく、 「なぜ上がったのか」、また「なぜ下がったのか」という原因を究明する視点 が必要である。
例えば、ある「施策」を行いアクセス解析で調査をした結果、以下のような結果が現れたとする。 さて、どのような評価をされるだろうか?
「全体のPV数が4月から5月にかけ、500,000万件から650,000件と150,000件の伸びを示している」と、読むことができる。 また、“全体のPV数向上”を目指した施策であれば「成功」と言える。 では、「ページA」に注目していただきたい。 ページAのPV数は、200,000件から150,000件と、50,000件減少している。 全体のPV数は上がったが、施策として“Aページへの流入強化”を図ったのであれば、この施策は失敗である。 施策を検証する必要がある。
アクセス解析を“ただ見ている”だけでは、結果の良し悪しをつけることは難しい。 「何のために」、「どのような施策を行い」、「どうなれば成功か」という視点。 すなわち「仮説」を持って、 アクセス解析の結果を見ることが重要である。
例えば、Aページを「キャンペーン告知ページ」と課程した場合、最終目標を「キャンペーンお申込み」と想定する。 Aページへの流入を強化する施策として、リスティング広告を用いた誘導や、サイト内のナビゲーションの強化を行った。 これは、「キャンペーン効果を高める=Aページへの流入数が伸びる」と仮説を立てた施策である。 当然、その結果として「申し込み数の増減」という視点も重要である。 しかし、その前にWebサイトの果たす役割として、施策が「どの程度のマーケティング効果を発揮できたのか」、「仮定した結果が得られたのか」を確認されると良いだろう。
Webサイトへの施策に「仮説」を取り入れ、アクセス解析のデータを確認することで、ただ見ているデータが 「活用できるデータ」へと変わってくる。 ぜひお試しいただきたい。