【アクセス解析でウェブマーケティングを始めよう!】 連載第10回 SEOに役立つ「リンク元」と「キーワード」分析 株式会社環 シニアコンサルタント 竹内亮介 様
アクセス解析で取得できる「リンク元」と「検索キーワード」
また、このリンク元は、関連ページや広告バナー・検索エンジンなど「どこからやって来た?」という情報だけでなく、検索エンジンから訪問者が実際に使用した単語(検索キーワード)を教えてくれる。 この検索キーワードは、「サイトに訪れるユーザの声=ユーザの興味関心」がわかり、サイト改善やリスティング広告・SEO対策などの目的で、サイト運営者やマーケティング担当者に幅広く注目されている。 リンク元が教えてくれる「検索キーワード」を、注目度の高い「SEO対策」にどのように活用すればよいのか伝えていきたい。
まず「検索キーワード」の活用法を述べる前に、サイトの目指すべき方向性を定めておこう。「SEO対策の成功とは何か?・・・」、それはやはり「アクセス数のアップ」であり、さらには「サイトの目的をどれだけ達成できたか、否か」がその判断基準となるだろう。 「サイトの目的」とは、メルマガ会員を募集するサイトならば「応募フォーム」。商品を購入するサイトならば「サンクスページ」などが考えられる。サイトに「お申し込みフォーム」などが無い場合も含め、サイトの訪問者に「一番見てもらいたいページ」と考えていただければ良いだろう。また、この目的となるページへ訪問者がたどり着いた時、それを「目的を達成した=コンバージョン」と言う。 SEO対策を施してアクセス数が増えたとする。しかし訪問者の大半は、「トップページのみ閲覧し、離脱してしまう」というように、コンバージョンまで訪問者が達していなければ、その施策は成功とはいえないだろう。SEO対策の良し悪しを判断するには、アクセス数のアップだけでなく、コンバージョンを意識することが非常に大切である。
それでは、SEO対策を施す上での「検索キーワード」の活用法をご紹介しよう。 SEOを考える際、SEO対象キーワードの選定はどのようにされているだろうか。 一般的に「よく検索されるキーワード」且つ「競合の少ないキーワード」などを選定の条件にするが、実施に流入のあるキーワードや、元々コンバージョンされるキーワードに着目されることも大切だ。 しかし、こんな例もある。SEO施策を考えたサイト運営者は、SEO対象キーワードの中に「シミュレーション」というキーワードを選んだ。しかし、どうもアクセス数が伸びない。そこでアクセス解析の検索キーワード分析を活用した。 アクセス解析でわかる検索キーワードは、訪問者が実際にそのサイトに訪れた際に検索エンジンの「検索窓」に入力したキーワードである。 解析結果を確認し、初めて分かったのは、訪問者の多くは『シミュレーション』ではなく、『シュミレーション』というキーワードで検索していることが多い、ということだった。 単語として正しいのは「シミュレーション」である。しかし、SEO対策を施すには、「正しい単語」よりも「訪問者が検索する単語」が重要である。即ち、「訪問者が検索したキーワード」を確認し、サイト内の文章を「検索されるキーワード」に合わせることで、訪問者のニーズに合致する。 検索キーワードは、訪問者が一体「どんなキーワードで検索しているのか」を確かめるために有効である。 また、コンバージョンに達した訪問者が、検索に使用したキーワードで、サイト運営者が想定していないキーワードの多いものとして、企業名や商品名などがある。「名前」で検索する訪問者は、興味関心が高い訪問者といって間違いないだろう。「名前」に一致したキーワードがサイトに記載されていれば、コンバージョンに結びつく第一歩となる。 SEO対策を施したキーワードが「適切かどうか」、キーワード分析で確認していただきたい。