銀行振込を廃止し後払いを導入
入金処理の時間を1/3に削減

株式会社キンライサー

上席執行役員 CCO 事業本部 営業部 部長 兼 カスタマーサービス部 部長 牧野 聡 様

住宅設備にまつわるソリューションを提供する企業です。ガス給湯器の設置・交換工事などを主に手掛けるガス給湯器事業を中心に、電化住宅促進事業、電気・ガス小売事業、住宅設備・リフォーム事業、マンション一括交換事業など住宅・エネルギーに関連する事業を幅広く展開しています。

課題

  • 振込入金の突合処理が大きな手間
  • 未回収代金の督促が現場での負荷に
  • 振込に代わる支払い方法の実装

成果

  • 入金額の突合処理時間が1/3に短縮
  • 代金未回収の懸念や督促の負担が解消
  • 負担が少ない決済でユーザー体験が向上

銀行振込による業務負荷が増大
代わる決済として後払いを検討

キンライサーでは、従来銀行振込における入金管理が煩雑で月80時間×4人分の作業時間がかかっていたことが課題でした。例えば、入金管理の煩雑な業務の1つには、どのお客様が入金を行ったのかを照合する作業があります。契約者様はご主人のお名前になっていても、振込名義が奥様のお名前で振り込んでいる場合には、同じ名字でも下の名前が違うということが生じると、照合に手間がかかってしまっていました。

また、未回収代金の督促も大きな業務負荷になっていました。振込がされない場合や振込金額が少ない場合、振込手数料をお客様が引いて振り込んでいる場合などに、集金すべき金額がお客様から得られないことがありました。

このような場合には、営業担当が該当のお客様に電話をしたり、様々な書面を送ったりする必要があったため、かなりの手間が生じていました。長期の未払いの方に対しては、何度も連絡をしたり、場合によってはお客様のご自宅にお伺いすることもありました。

このように、自社での銀行振込は経理担当・営業担当をはじめとして業務負荷が高いため、廃止を決定しました。しかし、銀行振込をなくしても、クレジットカードとローン以外の選択肢を用意することで、支払い方法によるお客様の離脱を防ぎ、お客様のニーズを満たす必要があると考えたため「NP後払いair」を検討しました。

未回収の懸念や督促業務が解消
現場の作業負担も最小限に

キンライサーは毎年25%、30%と売上を伸ばしながら急成長をしています。その成長スピードをさらに加速していくためには、「今やっている仕事をいかに効率化できるか」が非常に重要だと思っています。それは営業に限らず、施工を行う現場の人やバックオフィスも含め、会社全体として取り組んでいかなければならない課題です。その業務効率化の一環として、「NP後払いair」を導入させていただきました。

「NP後払いair」では、初期導入費用がかからず、未回収リスクは100%保証*で、与信審査から請求書の発行、回収までを一気にお任せすることができます。そのため、経理担当は入金の確認などを手作業で行う必要がなくなり、請求書発行のボタンを押すだけで済むようになりました。入金額の突合処理にかかる時間は導入前の1/3ほどになり、大幅な削減がされました。また、支払い方法が「NP後払いair」と確定した時点で入金が保証されるので貸倒債権にならない安心感があり、未回収代金の督促業務に割く時間も削減されました。

与信さえ通過すれば、その後の請求業務は「NP後払いair」が行うため、現場での決済処理がなくなり、現場作業に集中できる環境をつくることができました。例えば、クレジットカード決済の場合は、現場でカードをお預かりして現場作業員が持ち込んだ端末で決済をしています。QR決済の場合には、事前に用意したQRコードを読み込んでもらい、正しい金額を入力して支払いしているかを確認する作業が発生します。

しかし、「NP後払いair」ではそのような決済に関する対応が一切発生しないため、現場での負担は最小限に運用できています。

※当社所定の審査を通過した取引が対象となります。審査通過後においても、当該取引に関しても加盟店との購入者の間に紛争が生じ、速やかに解決できず、またはそのおそれがあると当社が判断したときその他「NP後払いair加盟店規約」所定の事由がある取引は、対象外となります。

シンプルな作りでユーザー体験を
損なわない決済だった

キンライサーでは「高品質」「即対応」「最大価値」の3つのバリューに基づき、ユーザー体験の向上を非常に大事にしています。そのため、後払いサービスを導入するに当たって、ユーザーフレンドリーという観点から、「お客様にとって使いやすいサービスか」ということを重要視していました。

「NP後払いair」ではお客様の支払いが遅れた際に過剰な催促をするような文言が請求書になく、シンプルな作りになっている点が魅力でした。さらに実績のある「NP後払い」が基盤にあり、問い合わせに対するサポート体制が充実しているため、安心してサービスを利用することができます。

また、「即対応」のバリューに基づき、最短で当日にも給湯器を設置できるサービスを展開しています。「NP後払いair」では、与信結果を数秒で出すことが可能であるため、キンライサーのサービススピードを維持することに寄与しています。さらに、給湯器の設置交換にかかる平均単価は、20〜30万円程となっています。このような高額なお支払いにも「NP後払いair」は安心してお客様からご利用いただいております。

スピード感のあるサービス設計やお客様にとって過度に負担をかけず、信頼できるサービスである点が、キンライサーの高品質なサービス提供に寄与すると評価し導入に至りました。キンライサーにとってもお客様にとっても便利で安心なサービスであるからこそ、積極的に「NP後払いair」を利用してもらおうと、全国の支社向けに勉強会を開くといった工夫をキンライサー社内で行っています。実際に、支払い方法でのNP後払いairの利用率を伸ばすことができています。

郵便局支払いがお客様の
ニーズに合致し利便性が向上

「NP後払いair」では、銀行振込だけでなく、郵便局・コンビニ支払い、LINE Payなどのさまざまな支払い手段を用意しています。実際に銀行振込を予定していたお客様からは、銀行振込だけでなく、身近なコンビニなどでもお支払いが可能になり便利になったという声をいただきました。コンビニ払いであればお客様に払い込みの手数料がかからない点も好評です。

また、郵便局支払いに対応していることは、給湯器の設置交換サービスの市場特性上、評価の高いポイントでした。給湯器は普通に使用していれば十数年も持つため、住宅を購入してからさらに十数年経った方、つまり比較的年齢が高い方がお客様に多い傾向にあります。

そのため人にはよりますが、高齢者の方や地方にお住まいの方など、郵便局での支払いに慣れている方が多い傾向にありました。このように、銀行振込に代わり「NP後払いair」を導入したことで、お客様の支払いニーズに合わせた手段を提供することができています。

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